【2025年版】サーフィンのリーシュコードの選び方|初心者でも失敗しないポイント完全ガイド

「サーフィンのリーシュコードって何?」
「リーシュコードの選び方を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

リーシュはサーファーにとって命綱です。
長さ・太さ・構造を正しく選べば、トラブルを減らして上達が加速します。

この記事では、サーフィン初心者向けにリーシュコードの選び方をわかりやすく解説します。
長さ・太さ・カフ・スイベルの違いから、交換タイミングやおすすめブランドまで、これ1本で失敗しないためのポイントをまとめました。

リーシュコードとは?初心者が最初に知っておきたい「命綱」の話

リーシュコード(リーシュ)は、サーフボードと自分の足首をつなぐコードで、
ボードが流されるのを防ぐ“命綱”のような存在です。

もしリーシュがなければ、

  • 自分のボードが沖へ流されてしまう
  • そのボードが他のサーファーや泳いでいる人にぶつかる
  • 自分はボードなしで波の中に取り残されてしまう

といった 重大な事故 につながる可能性があります。

だからこそ、「とりあえず安いのでいいか」ではなく、
長さ・太さ・構造を理解して、自分に合った1本を選ぶことがとても大切です。

まずは結論:サーフィン初心者におすすめのリーシュコードのスペック

\ とりあえずこれを選べばOK!初心者向けおすすめリーシュ3本 /

  1. FCS フリーダムリーシュ 6ft
    初心者〜中級者まで使える定番モデル。軽くて絡みにくく、まず1本持つならコレ。
  2. Creatures リーシュコード 6ft
    耐久性と安心感重視ならこの1本。パワーのある波が多いポイントにも◎
  3. Dakine リーシュコード 6ft
    フィット感の良いカフで長時間サーフでも快適。週末サーファーにもおすすめ。

※長さはショートボード用の目安です。ミッドレングス・ロングの方はボード長に合わせて選んでください。

最初に、「とりあえずどんなリーシュを選べばいいの?」という疑問に答えておきます。

サーフィン初心者向けの“無難で失敗しづらいスペック”は、こちらです。

  • 長さ:ボードと同じか、少し長い長さ
    • ショートボード → 6〜7フィート
    • ファン・ミッドレングス → 7〜8フィート
    • ロングボード → 9〜10フィート
  • 太さ:7mm前後の標準タイプ
    • 細すぎない 標準〜やや太め を選ぶと安心
  • 取付位置:足首(アンクルタイプ)
    • 初心者はほぼこれ一択
  • 構造:ダブルスイベル付き
    • 絡まりづらく、ねじれにくい
  • 価格帯:あまりに安すぎないブランド品
    • 「ノーブランド超激安」より、信頼できるサーフブランドを優先

細かい理由は、この後の章でじっくり解説していきます。

リーシュコードの基本構造と役割

リーシュコードは、大きく分けて以下のパーツからできています。

  • コード(尿素系のPU素材)
    波の力を吸収しつつ伸びる部分。太さ・長さで性能が変わります。
  • カフ(足首に巻くパッド部分)
    メーカーによってフィット感やクッション性が違います。
  • スイベル(回転ジョイント部分)
    コードがねじれないように、回転してくれるパーツです。
  • レールセーバー
    ボード側の根元についている幅広のパーツで、レールに当たる衝撃を和らげます。

これらがしっかり機能していることで、

  • ボードを失くしにくい
  • コードが絡まりにくい
  • 自分や他人にボードをぶつけにくい

といった 安全性と快適性 が保たれます。


長さ・太さ・形状の違いでどう変わる?

リーシュコードには「長さ」「太さ」「形状」による違いがあります。
自分のサーフボードやスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

■ 長さの目安

  • ショートボード: 6〜7フィート
  • ファンボード: 7〜8フィート
  • ロングボード: 9〜10フィート

基本的には、「ボードの長さと同じか少し長いリーシュ」を選ぶのが理想です。
短すぎるとボードが近くに戻ってきて危険、長すぎると絡まりやすくなります。

■ 太さの目安

  • 細め(5mm前後):軽量で動きやすいが、強度はやや低い
  • 標準(7mm前後):初心者〜中級者に最もおすすめ
  • 太め(8mm以上):大きい波やロングボード向き

初心者は、多少重くても耐久性のある7mm以上のコードを選ぶと安心です。


長さの選び方|「ボードと同じか、少し長め」が基本

リーシュコードの長さ選びは、ボードの長さを基準に考えるのが基本です。

ボードの種類別・目安の長さ

  • ショートボード:6〜7フィート
  • ファンボード・ミッドレングス:7〜8フィート
  • ロングボード:9〜10フィート

目安は「ボードの長さと同じか、少し長め」です。

  • 短すぎると…
    • ボードが自分の近くに戻ってきやすく、顔や体にぶつかる危険が増える
  • 長すぎると…
    • 余ったコードが足に絡まりやすく、動きづらい

初心者のうちは、少し長め&余裕のある長さの方が安心感があります。

また、足首(アンクルタイプ)が主流で、初心者にも着けやすく安全性が高いです。
ふくらはぎにつける「カーフタイプ」はロングボーダー向けです。

太さ(径)の選び方|初心者は「安心感重視」でOK

リーシュコードの太さは、5〜8mm程度が一般的です

  • 細め(5mm前後)
    • 軽くて動きやすい
    • ただし強度がやや低く、大きな波には不向き
  • 標準(7mm前後)
    • 強度としなやかさのバランスが良い
    • 初心者〜中級者に最もおすすめ
  • 太め(8mm以上)
    • 大きい波やロングボード向け
    • 重くなりやすいが、安心感は高い

特に初心者は、多少重くても「切れない安心感」が何より大切なので、
7mm前後の標準〜やや太めのモデルを選んでおくのが無難です。


コードの素材と強度の選び方

リーシュコードの素材は主に「ポリウレタン(PU)」が使われます。
このPU素材は伸縮性と強度に優れ、波の力をしなやかに吸収してくれます。
安価な製品の中には素材が劣化しやすいものもあるため、信頼できるブランドを選ぶのが大切です。

また、紫外線や塩分によって徐々に劣化するため、定期的な交換(半年〜1年)がおすすめです。
特に根元部分(スイベル付近)に亀裂が入っている場合は、すぐに交換しましょう。


カフ(足首側)の選び方|痛くない&外れないものを

リーシュの足首側のパーツを「カフ」と呼びます。ここは快適性を左右する重要な部分です。

チェックしたいポイントはこの3つ。

  1. 素材
    • 柔らかいネオプレーン素材が一般的
    • 肌当たりが良く、長時間付けていても痛くなりにくい
  2. ベルクロ(マジックテープ)の強さ
    • 粘着力が弱いと、サーフ中に外れる危険あり
    • 「強力ベルクロ」や「ダブルベルクロ」などの表記をチェック
  3. 足首タイプ or カーフタイプ
    • アンクル(足首)タイプ:初心者〜中級者のほとんどはこちら
    • カーフ(ふくらはぎ)タイプ:主にロングボーダー向け

初心者のうちは、迷わずアンクルタイプ+柔らかいパッド+強力ベルクロを選んでおけばOKです。


スイベル構造(回転部)の重要性|「ダブルスイベル」が安心

リーシュコードの両端に付いている回転ジョイント部分が「スイベル」です。

スイベルがない、もしくは動きが渋いと、

  • 波に巻かれたときにコードがねじれる
  • そのまま固まってしまい、足やボードに絡みやすくなる

といったトラブルの原因になります。

最近のリーシュは、両端にスイベルが付いた「ダブルスイベル構造」が主流です。
初心者のうちは、特に 「ダブルスイベル+7mm太さ」 の組み合わせを選んでおくと安心です。


リーシュコードはいつ交換する?目安とチェック方法

リーシュコードは消耗品です。
「切れてから交換」では遅く、定期的な点検と交換が必要です。

交換の目安

  • 使用期間が 半年〜1年程度
    • 初心者の週末サーフィンであれば 1年〜1年半 で交換イメージ
  • 大きな波やリーフブレイクでの使用が多い人は、より早めに

日常のチェックポイント

  • コード部分に白く濁った箇所や細くなっている部分がないか
  • スイベル部分のサビや動きの悪さ
  • ベルクロが弱くなっていないか(簡単に剥がれないか)
  • レールセーバー部分に裂け目や傷がないか

少しでも不安があれば、「迷ったら交換」が正解です。
リーシュ1本の値段で、ケガやボード破損のリスクを減らせると考えれば安い投資です。

長持ちさせるメンテナンス

  • サーフィン後は真水で軽く洗う
  • 直射日光の当たらない日陰で乾かす
  • 車の中に入れっぱなしにしない

これだけでも、リーシュコードの寿命はかなり伸びます。


よくある失敗例と注意点|初心者がやりがちなNG

初心者がやりがちな、リーシュコードまわりの失敗には次のようなものがあります。

  • 長さが合っていない
    • ショートなのに5ftなど短すぎる/逆に長すぎて絡まりやすい
  • 極端に安いノーブランド品を使う
    • 急に切れてボードと離れ、危険な状況になることも
  • 日焼けや塩害で劣化したまま使用
    • 表面が白く濁ったり、ひび割れているのにそのまま
  • 他人の古いリーシュをそのまま借りて使う
    • 劣化具合がわからず、いきなり切れるリスク
  • スイベルがほとんど回らないのに放置
    • 絡まりやすく、転倒やケガにつながりやすい

特に「安物リーシュの破断」は本当に危険です。
ボードが流されて自分が危険なだけでなく、他のサーファーにぶつけてしまうリスクもあります。

海に入る前に、リーシュの状態チェックをルーティンにするくらいがちょうどいいです。


初心者におすすめのリーシュコードブランド3選(比較表付き)

具体的なブランドを知りたい方向けに、初心者でも選びやすい定番ブランドを3つ紹介します。

① FCS(エフシーエス)※オススメ

世界的に定評のあるブランド。
FCS Freedom Leashシリーズは軽量で絡みにくく、プロ〜初心者まで人気。

FCSのおすすめリーシュコード

FCS FREEDOM HELIX LEASH ALL ROUND 6ft

軽くて絡みにくいFCSの定番モデル。ショートボード初心者〜中級者まで幅広く使えるオールラウンドリーシュです。

  • 長さ:6ft(ショートボード用の標準サイズ)
  • 太さ:標準〜やや細めで取り回し◎
  • 特徴:絡みにくい構造でストレス少なめ

② Creatures of Leisure(クリエイチャーズ)

耐久性と快適性に優れたオーストラリアブランド。
ダブルスイベル採用で安心感抜群。

Creatures of Leisureのおすすめリーシュコード

CREATURES SUPERLITE LITE 6(6ft)

軽量で足まわりがスッキリするライトリーシュ。小〜中サイズの波で使いやすく、パドルもしやすいモデルです。

  • 長さ:6ft(ショートボード向け)
  • 太さ:やや細めで軽量タイプ
  • 特徴:SUPERLITEシリーズで、とにかく軽さ重視の人におすすめ

③ Dakine(ダカイン)

ハワイ発の老舗ブランド。
ネオプレーン製カフのフィット感が高く、長時間でも快適。

Dakineのおすすめリーシュコード

DAKINE PRO COMP 6(6ft)

しなやかさとフィット感のバランスが良いコンプ系リーシュ。普段のビーチブレイクでのサーフィンにちょうどいい1本です。

  • 長さ:6ft(ショートボード向け)
  • 太さ:やや細めでしなやか
  • 特徴:足首のカフがソフトで、長時間サーフでもストレス少なめ

比較表

項目FCS(Freedom LeashCreatures of Leisure(クリエイチャー)Dakine(ダカイン)
推奨長さ(初心者)6〜7ft(ボード長と同等)6〜7ft(用途別ラインナップ多)6〜7ft(定番の扱いやすさ)
太さの目安約7mm中心(軽量モデル有)約7mm中心(耐久寄り)約7mm中心(バランス型)
スイベルダブルスイベルダブルスイベルダブルスイベル
カフ快適性軽量&ソフトパッドで高評価厚めパッドで長時間でも快適ネオプレーンのフィット感が良好
初心者向け総評軽く絡みにくい定番。迷ったらコレ耐久&安心感を重視する人に装着感の良さで長時間サーフに◎

まとめ|初心者ほど「安さより安全性」を重視しよう

リーシュコードは、サーフボードのパーツの中でもトップクラスに大事な安全ギアです。

  • 長さはボードと同じ〜少し長め
  • 太さは7mm前後の標準タイプ
  • アンクルタイプ+ダブルスイベル構造
  • 劣化したら迷わず交換
  • 極端に安いノーブランド品は避ける

このポイントさえ押さえておけば、初心者でも大きな失敗をほぼ避けられます

特にサーフィンを始めたばかりのうちは、
「切れない安心感」があるだけで、波にチャレンジする気持ちも前向きになり、上達スピードも変わってきます。

自分のレベルとボードに合ったリーシュコードを選んで、
安心してサーフィンライフをスタートさせましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. リーシュコードは利き足側につける?

A. 基本的には、後ろ足側の足首につけます。
レギュラースタンスなら右足、グーフィーなら左足が目安です。


Q. 子どもや小柄な人も大人と同じリーシュでいい?

A. 基本的な考え方は同じですが、

  • ボードが短い場合 → 5〜6ft程度
  • 体格が小さい場合 → 細めすぎない標準タイプ
    を目安に、「ボード長と同じか少し長い」を守ればOKです。

Q. リーシュコードなしでサーフィンするのはダメ?

A. 初心者は絶対にNGです。危険すぎます。
上級者でも混雑したポイントではほぼリーシュ必須。
「自分のためにも、周りのサーファーのためにも、必ず付ける」と考えてください。

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