初心者向けサーフワックスの選び方|水温別おすすめと塗り方
「サーフィンのワックスって種類多すぎて、結局どれ買えばいいの?」
「オススメのワックスを知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
サーフィンを始めたばかりの人が、ほぼ100%つまずくのが“ワックス選び”です。
結論から言うと、最初の1〜2個は「ベースコート+自分のホームポイントの水温に合ったトップコート」だけ押さえておけばOKです。
この記事では、
- サーフィンワックスの種類と役割
- 初心者が失敗しない選び方
- 水温別のおすすめワックス比較
- 「まずはこの2個を買えばOK」という鉄板セット
を、これから始める人目線でわかりやすくまとめました。
「とりあえずこれを買えば失敗しない」という答えがほしい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
道具選びの記事をまとめてチェックしたい人はこちら。
https://surf-boy.jp/category/gear/
結論:初心者は「水温に合うトップ+硬めベース」でOK
最初に結論です。
初心者の失敗は「滑る」「溶ける」「砂でザラザラ」の3つが多いです。
これを一気に減らすなら、トップ(季節用)+ベース(硬め)の2個が最適解です。
まず買うならこの1〜2個(迷った時の最適解)
- まず1個で済ませたい:行く季節のトップ(水温に合わせる)
- できれば2個で安心したい:ベース(硬め)+トップ
ベースは「土台」です。
土台があると、トップがベタっと伸びにくくなります。
結果、グリップが安定します。
30秒で決める手順(チェック式)
1)行く日の「水温」を見る(体感では決めない)
2)水温に合う温度帯(クール/ウォーム等)を選ぶ
3)迷ったら「少し硬め」寄りを選ぶ
4)初回はベース→トップで塗る
次に読むと、ワックスの種類と塗り方が一気に整理できます
サーフィンワックスの種類と塗り方をまとめて見るサーフワックスの役割(なぜ滑るのか)
ボードの上面(デッキ)は基本ツルツルです。
そのままだと足が滑ります。
そこでワックスで小さな凹凸を作り、グリップ(摩擦)を出します。
ベースコートとトップコートの違い
多くのブランドでは、ワックスは大きく2種類に分かれます。
- ベースコート(BASE / BASECOAT)
- 硬めのワックス
- ボードに“土台”となるしっかりしたデコボコを作る
- オールシーズン用として表記されることも多い
- トップコート(COLD / COOL / WARM / TROPICALなど)
- ベースより柔らかい
- 水温に合わせて種類が分かれている
- 実際に足がグリップする部分の感触を決める
イメージ:ベースコート=路面、トップコート=その上のタイヤ
ベースがしっかりしているほど、トップコートが“食いつきやすく、長持ち”します。
水温別ワックスの種類
ワックスは、海水温に合わせて硬さが変わるように作られています。代表的な水温帯の目安はこんな感じです(メーカーによって多少差があります)。
- COLD(コールド):〜14〜15℃くらい(真冬・ブーツやグローブの季節)
- COOL(クール):13〜19℃前後(冬〜春・秋)
- WARM(ウォーム):18〜24℃前後(春〜秋のメインシーズン)
- TROPICAL(トロピカル):24℃〜(真夏・南国レベルの高水温)
- BASE(ベースコート):下塗り用(基本オールシーズン)
※境目はメーカー差で重なります。迷ったら低い水温帯(=硬め)を選ぶと滑りにくいです。
ポイントは、水温に合わないワックスを使うと性能が落ちること。
- 暑いのに「COLD」を使う → 柔らかすぎてベタベタ・すぐ溶ける
- 寒いのに「TROPICAL」を使う → 硬すぎて全然デコボコができない
迷ったら「少し硬め」寄りにする理由
初心者は厚塗りになりがちです。
柔らかいタイプを選ぶと、すぐベタっと潰れます。
結果、砂と混ざって逆に滑ることがあります。
迷ったら、少し硬め寄りが安全です。
「滑る」のリスクを減らしやすいです。
初心者が選ぶべきワックスの条件3つ
では、数あるワックスの中から、初心者はどう選べばいいのか?
最低限おさえたいポイントはこの3つです。
水温に合っていること(最重要)
いちばん大事なのは自分がサーフィンする海の水温に合っているか。
同じブランドでも、
- BASE(ベース)
- COLD
- COOL
- WARM
- TROPICAL
と、いくつか種類があります。
ホームポイントの「だいたいの季節の水温」をざっくり決めて、まずはそこに合わせた1種類から始めると失敗しにくいです。
ベースコートが用意されているか
初心者は特に、ベースコート併用を強くおすすめします。
- ベースなし → 最初のデコボコが作りにくい、すぐ剥がれる
- ベースあり → 一度しっかり作れば、上からトップコートを重ねるだけでOK
迷ったらこれ|SEX WAX クイックハンプス(ベース+トップ)
・世界中のサーファーが使っている超定番ワックス
・ベースコート+水温に合ったトップをそろえれば、日本のほとんどのポイントに対応できます
・「とりあえず失敗したくない」初心者の1セット目にぴったりです
最近のガイドやショップでも、「ベース+トップ」の2層構成を推奨するケースが多いです。
入手しやすさ&価格
ワックスは消耗品なので、
- 近くのサーフショップやネットで同じシリーズを買い足しやすいか
- 価格が無理なく続けられるか
も意外と大事です。
有名どころ(例:SEX WAX、STICKY BUMPS、FCS、FU WAXなど)は、日本のショップや通販でも手に入りやすく、ラインナップも豊富です。
【比較】初心者向け・ワックスタイプ別の特徴
ここからは、初心者がよく迷う「どのタイプを買えばいいの?」を比較しながら整理します。
パターン①:オールシーズン用1個で始める
一部ブランドには、「ALL TEMP」「オールシーズン」といった表記のワックスもあります。
メリット
- とりあえず1個だけ買えば始められる
- 水温を細かく気にしなくていい
- 荷物も少なくてラク
デメリット
- 真冬・真夏など極端な水温では性能が落ちやすい
- ベストなグリップというより「無難にそこそこ」になりやすい
「まず1回レンタルボードで海に行く」レベルならこれでもOKですが、
「これから続けていきたい」人には、少し物足りないことが多いです。
パターン②:水温別トップコートだけを使う
次に多いのが、水温別トップコート1個だけで塗るパターン。
メリット
- パッケージの「WARM」「COOL」などが分かりやすい
- 価格が安く、1個から始めやすい
デメリット
- ベースがないと、デコボコが作りにくく、すぐツルツルになる
- 特にツルツル新品ボードだと、初心者は塗り&グリップに苦戦しがち
実際、「ベースコートは絶対必要ではないけど、あった方がトップが長持ちする」といった意見も多いです。
パターン③:ベースコート+水温別トップコート(おすすめ)
一番おすすめなのが、“ベースコート+自分の水温帯に合ったトップコート”の2個セットです。
メリット
- 一度ベースを作れば、トップを重ね塗りするだけでOK
- デコボコがしっかりしているので、グリップが安定
- トップコートが長持ちしやすく、結果的にコスパも良い
デメリット
- 最初に2個買う必要がある
- 塗る工程が少しだけ増える
とはいえ、初心者ほど
「ちゃんと立てたのに足がズルッと滑る」
というストレスを感じやすいので、最初からこのパターンで揃えたほうが上達も早いです。
初心者が“絶対買うべき”ワックスはコレ
ここまで踏まえて、「初心者が最初に買うべきワックス」を具体的にまとめると…
最低限そろえたい基本セット
- ベースコート(BASE / BASECOAT)を1個
- 自分のホームポイントのメインシーズンに合ったトップコートを1個
「関東〜関西の多くのポイントで春〜秋メイン」
- ベースコート ×1
- WARM(18〜24℃前後)
オススメWARMワックス3選
WARM(水温目安:だいたい18〜24℃前後)向けおすすめワックス比較
初夏、秋口など、暖かい時期に使いやすいWARM帯のワックスを3つピックアップしました。
「とりあえず1つだけ試したい」人は①、「コスパ重視」なら②、「グリップ命」なら③を選ぶと失敗しにくいです。
「冬もやるつもりで、水温が低いエリア」
- ベースコート ×1
- COOLやCOLDを1個(冬用として)
オススメCOOLワックス3選
COOL(水温目安:だいたい15〜20℃前後)向けおすすめワックス比較
春先〜初夏、秋口など、水温が少し冷たい時期に使いやすいCOOL帯のワックスを3つピックアップしました。
「とりあえず1つだけ試したい」人は①、「コスパ重視」なら②、「グリップ命」なら③を選ぶと失敗しにくいです。
「真夏だけちょっとやってみたい」
- ベースコート ×1
- TROPICAL or WARM(夏の水温に合わせて)×1
オススメTROPICALワックス3選
TROPICAL(水温目安:だいたい24〜30℃以上)向けおすすめワックス比較
真夏のハイシーズンや、南国エリアのように水温が高いコンディションで使いやすいTROPICAL帯のワックスを3つピックアップしました。
「まず1つだけ試したい」人は①、「コスパ重視」なら②、「グリップ命」なら③を選ぶと失敗しにくいです。
という組み合わせが使いやすいです。
ブランドは「有名どころ」から選べばOK
ワックスに関しては、大手サーフブランドのものを選べば性能差はそこまで大きくありません。
- 国内外で定番のブランド
- 日本のサーフショップや通販で普通に売っているブランド
から選べば、初心者レベルでは十分です。
むしろ大事なのは、
- 水温表記をちゃんと見る
- ベース+トップの2層構成にする
この2つです。
塗り方(初回)とメンテ(2回目以降)
初回:ベース→トップの基本手順
手順はこれだけです。
1)ボード表面を軽く拭く(砂・水気を落とす)
2)ベースを格子状に塗る(薄くでOK)
3)ベースの上を軽くなでて、凹凸(ビーズ)を作る
4)トップを「凹凸の上だけ」なでる(盛らない)
CHECKPOINT:初回で失敗しないコツ(3つ)
- 最初から厚く盛らない(潰れる)
- 砂がある場所で塗らない(混ざる)
- 仕上げは「軽く」なでる(押し付けない)
2回目以降:時短で効く「追い塗り」手順
毎回ゼロから作り直さなくてOKです。
- 基本:トップを薄く追い塗り
- すべる:トップを少し足す
- 土台が潰れた:ベースを少し補修してからトップ
CHECKPOINT:滑った時に真っ先に見る場所(2つ)
- 水温に対して柔らかすぎないか
- 表面が砂だらけになっていないか
道具を何から揃えるか迷うなら、全体像を先に見るのがラクです
サーフィン初心者の道具リスト10選を見るワックスの剥がし方(ボードを傷めない手順)
ワックスは「熱で少し柔らかくして」から落とすと、キレイに早いです。
金属のヘラや強い溶剤は、ボードを傷めるので避けます。
いつ剥がす?
季節が変わってワックスを入れ替える時が目安です。
表面が砂だらけ、黒ずみ、厚く盛りすぎた時も一度リセットすると滑りにくくなります。
手順(基本はこの4つ)
1)砂が付かない場所で作業する
砂の上でやると、また混ざって逆に滑ります。
2)ワックスを少し温める
日なたに1〜3分置くか、ぬるま湯で表面を軽く温めます。
ドライヤーを使うなら「弱・遠め・短時間」です。
3)プラのコーム(くし)かプラのヘラで削る
ワックスコーム(くし)の角やプラカードで、上から薄く削ります。
一気に強く押さず、何回かに分けます。
4)薄い残りを拭き取る
最後のベタつきは、専用のワックスリムーバーか、柑橘系のクリーナーを布につけて拭きます。
なければ、食器用洗剤+ぬるま湯で“最後だけ”軽く洗ってもOKです。
拭いたら、よく乾かします。
CHECKPOINT:やらない方がいいこと
・金属ヘラは使わない(傷の原因)
・熱を当てすぎない(ボードが変形することがある)
・強い溶剤(シンナー系)は避ける(素材を傷めやすい)
・車内放置で溶かして落とすのはNG(汚れも増える)
よくある失敗例と注意点
「なんとなく」で適当に買う
よくあるのが、
- パッケージの色だけで選ぶ
- 「安かったから」「友達がそれ持ってたから」
という理由だけで買ってしまうパターン。
ワックスは水温と用途(ベース or トップ)を見ないとほぼ意味がありません。
最低限、パッケージの
- BASE / COLD / COOL / WARM / TROPICAL
- 適応水温(℃で書いてあることも多い)
はチェックしましょう。
スノボ用・別ジャンルのワックスを使う
たまに見かけるのが、スノーボード用のワックスや、ただのろうそく・パラフィンを代用してしまうケース。
- 成分や硬さが違う
- サーフボードの素材に合っていない
- グリップ力も全然足りない
と、デメリットだらけなので絶対にやめましょう。
必ず「SURF WAX」「SURFBOARD WAX」とハッキリ書いてあるものを選んでください。
ベースコートなしでずっとトップコートだけ
最初は「ベースって本当に必要?」と思いがちですが、
新品ボードでベースなしだと、
- いくら塗ってもデコボコが育たない
- すぐにツルツルに戻る
と、初心者にはかなりハードモードです。
最初の1セットくらい、ちゃんとベースから入れてあげるほうが結果的にラクでコスパも◎です。
水温が合ってない
暖かいのにクールを使うと、硬くて乗る前から剥がれやすいです。
逆に寒いのにウォームを使うと、柔らかくて潰れやすいです。
ワックスを長持ちさせるちょっとしたコツ
せっかく選んだワックスも、使い方が雑だとすぐダメになってしまいます。
最後に、初心者でもできる“ワックス長持ちテク”を簡単に紹介します。
初回はしっかり時間をかけてベースを作る
初めてのワックスアップでは、
- ベースコートを時間をかけてしっかり塗る
- デッキ全体に「粒々の山」ができるまで続ける
- その上からトップコートを軽く重ねる
一度しっかり作れば、次回からはトップコートを軽く足すだけでOKな状態になります。
直射日光を避けて保管する
ワックスは熱に弱く、車内放置や直射日光の下に置いておくと、
- ベタベタに溶ける
- デコボコがダレる
原因になります。
サーフィン後は、なるべく日陰や室内で保管する習慣をつけましょう。
Q&A(よくある質問)
Q.ワックスは1個だけでいい?
A.結論、最初は1個でもOKです。
ただし「迷い」「滑り」の不安を減らすなら、ベース+トップの2個がラクです。
Q.どれくらいの頻度で塗り直す?
A.目安はこれです。
- 毎回:トップを薄く整える
- たまに:土台が潰れたらベースを補修
「滑ってから厚く盛る」より、薄く整える方が失敗しにくいです。
Q.デッキパッド(滑り止めシート)と併用は?
A.併用できます。
後ろ足の目印になるので、初心者には相性が良いです。
ただし、前足側はワックスが必要なことが多いです。
滑り対策と一緒に、テイクオフの失敗も潰すと上達が早いです
「テイクオフできない」原因と上達のコツまとめ:最初の一歩は「ベース+水温に合ったトップ」の2個セット
この記事のポイントをもう一度まとめると…
- ワックスはベースコート+水温別トップコートの2種類が基本
- 水温に合っていないワックスは、グリップ力がガタ落ち
- 初心者は
- ベースコート ×1
- 自分のホームポイントのメインシーズンに合ったトップコート ×1
この2個をそろえればOK
- ブランドは、有名どころを選んでおけば大きな失敗はない
- 適当に選んだり、スノボ用ワックスなどを代用するのはNG
「どれを買えばいいかわからない」と悩んで動けないより、
ベース+自分の水温帯トップの“鉄板セット”をサクッと揃えて、どんどん海に入っていきましょう。
まとめてそろえたい人向け|コーム+ケースのセット
「とりあえず一式そろえたい」という人は、ワックス本体だけでなく、削るためのコームや持ち運び用ケースがセットになったタイプも便利です。
車の中がワックスでベタベタになるのを防ぎつつ、海に行くたびにサッとメンテナンスできます。







