サーフィンの日焼け対策【保存版】|落ちない日焼け止めとアフターケア完全解説
「サーフィンを始めてから一気に黒くなった…」
「顔だけ真っ赤になって皮がむけた…」
そんな経験はありませんか?
サーフィンは、陸での日焼けより何倍も強く焼けやすいスポーツです。
理由はかんたんで、
- 海面からの照り返し(反射)
- 長時間、水の中で逃げ場がない
- 汗・海水で日焼け止めが落ちやすい
この3つがそろうから。
しかも、サーフィンの日焼けはシミ・シワ・たるみの原因になるだけでなく、将来的な皮膚がんのリスクも高めると言われています。
「海男っぽく焼けたいから大丈夫でしょ」と油断していると、数年後に後悔するパターンも…。
そこでこの記事では、
- サーフィンで日焼けしやすい理由
- サーファーに必須の日焼け止めの選び方・塗り方
- ウェットスーツやラッシュガード、サーフハットなどグッズを使った日焼け対策
- サーフィン後にやるべきアフターケア
まで、サーフィンに特化した日焼け対策をわかりやすく解説します。
1. サーフィンが「超・日焼けしやすい」3つの理由
(1) 海面の照り返しで紫外線が2方向からくる
砂浜やコンクリートよりも、海面は紫外線を強く反射します。
そのため、上から降り注ぐ紫外線に加えて、下(海面)からの照り返しでも肌がダメージを受けます。
特に焼けやすいのが、
- 顔
- 首の後ろ
- 耳
- 足の甲
など、ウェットで隠れていない部分です。
(2) 海の中では「日陰に逃げられない」
ビーチであれば、パラソルや日陰に避難できますが、サーフィン中は常に外。
しかも、波待ちしている時間も長いので、想像以上に紫外線を浴び続けることになります。
1ラウンド2〜3時間入ってしまう人も多く、真夏の昼にこれをやると一気に火傷レベルの日焼けになることも…。
(3) 汗・海水・摩擦で日焼け止めが落ちやすい
サーフィンは、
- 海水に浸かる
- ボードに顔や体がこすれる
- タオルでゴシゴシ拭く
など、日焼け止めが落ちやすい条件がそろっています。
「SPF50+塗ったから安心」と思っていても、こまめに塗り直さないと効果はどんどん落ちていくのが現実です。
2. サーファーが知っておきたい紫外線の基礎知識
日焼け対策グッズをそろえる前に、まずは紫外線の基本を軽くおさえておきましょう。
UV-AとUV-Bの違い
紫外線には主にUV-AとUV-Bの2種類があります。
- UV-A:肌の奥(真皮)まで届き、シワ・たるみ・老化の原因
- UV-B:表面の皮膚にダメージを与え、赤くなる・ヒリヒリ・炎症の原因
サーフィンではどちらも大量に浴びるので、両方しっかりカットできる対策が必要です。
SPFとPAの意味
日焼け止めを見ると「SPF50+」「PA++++」などの表記があります。
- SPF:主にUV-B(赤くなる日焼け)を防ぐ指標
→ 数値が高いほど強力。サーフィンならSPF50+が基本。 - PA:主にUV-A(シミ・シワ)を防ぐ指標
→ +が多いほど強力。サーフィンならPA++++を選んでおくと安心。
サーフィン用の日焼け止めを選ぶときは、
「SPF50+」「PA++++」「ウォータープルーフ(またはウォーターレジスタント)」がキーワードです。
3. サーフィン前にやる日焼け対策
サーフィンの日焼け対策の7割は、入水前に決まると思ってOKです。
ここをサボるかどうかで、終わったあとの肌ダメージが大きく変わります。
(1) 顔用の日焼け止めは「専門タイプ」を選ぶ
サーフィンでは特に顔のダメージが大きいため、顔用には以下のような日焼け止めがおすすめです。
- サーファー・アウトドア向けのウォータープルーフタイプ
- 汗・水に強い「ウォーターレジスタント」表記
- 皮膚への負担が少ないノンケミカル(紫外線散乱剤)タイプも人気
日焼け止めを選ぶポイント:
- SPF50+・PA++++
- ウォータープルーフ / ウォーターレジスタント
- 塗り心地(ベタベタしすぎないか)
- 白浮きしにくいか
- 香りがきつすぎないか(好み)
| 商品 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
|
【A】ウォータープルーフUVクリーム(顔用)
SPF50+/PA++++ |
・サーフィン向けの強力ウォータープルーフ ・白浮きしにくく、ベタつきも少ないクリームタイプ |
Amazon 楽天 |
|
【B】ウォータープルーフUVスティック
SPF50+/PA++++ |
・目のキワや鼻筋などポイント使いに便利なスティックタイプ ・波待ちの合間にもサッと塗り直しやすい |
Amazon 楽天 |
|
【C】ノンケミカルUVミルク(顔〜体)
SPF50+/PA++++ |
・紫外線吸収剤不使用で敏感肌にも使いやすい ・顔〜体まで1本で使えるミルクタイプ |
Amazon 楽天 |
サーフィンにおすすめの日焼け止め3選【画像付きまとめ】
さきほどの比較表で紹介した3つの日焼け止めを、画像付きでまとめました。気になるアイテムからチェックしてみてください。
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より詳しいおすすめランキングは、サーフィンにおすすめの日焼け止め5選|海でも落ちにくい最強UVケア で詳しくまとめています。
(2) 塗るタイミングは「海に入る30分前」がベスト
日焼け止めは、肌になじむ時間が必要です。
海に着いてすぐ慌てて塗るのではなく、
家を出る前、もしくは海に着いてから30分前には一度しっかり塗っておく
のが理想的です。
(3) 塗り方のコツ|「薄く1回」では足りない
顔に塗るときは、
- 一度にケチらず、しっかりした量を出す(顔全体で500円玉くらいが目安)
- 顔全体にムラなく伸ばす
- 特に焼けやすい
- 鼻
- ほほ骨のあたり
- おでこ
- 口まわり
を重ね塗りする
- 首の前・横・後ろも忘れずに
さらに、サーファーの盲点になりがちなのが「耳」と「目のキワ」。
耳は上・裏までしっかり塗り、目のまわりはウォータープルーフのスティックタイプを使うと、流れにくくて便利です。
(4) 唇専用のUVカットリップも必須
案外忘れがちなのが唇の日焼け。
皮がむけてヒリヒリ…という地味にキツいダメージを防ぐために、
- SPF入りのリップクリーム
- 「UVカット」表記のあるもの
を1本持っておくと安心です。サーフィン前に塗り、ラウンドの合間にもこまめに塗り直しましょう。
(5) 体には「スプレー+クリーム」の併用もアリ
- ラッシュガードやウェットで隠れない部分(首、足の甲、手の甲など)
- 真夏に半袖タッパーやサーフパンツで入る場合の腕・太もも
には、体用の日焼け止めをしっかり塗ります。
- 広い範囲にはスプレータイプ
- 焼けやすいポイントにはクリームやジェルで重ね塗り
といった組み合わせ使いもおすすめです。
4. 海の中でできる日焼け対策(グッズ活用)
日焼け止めだけに頼らず、「物理的に覆う」ことがサーフィンの日焼け対策では超重要です。
(1) ラッシュガード・タッパーで肌を隠す
真夏でも、
- 長袖ラッシュガード
- 長袖タッパー(1mm〜2mm)
を着てしまうのが、結局いちばん肌にやさしいです。
ポイント:
- UVカット素材(UPF50+)のものを選ぶ
- 袖がめくれにくいデザイン
- 首まわりが開きすぎていないもの
「暑そう」と思うかもしれませんが、海水で冷えるので意外と快適。
日焼けで肌がヒリヒリしてサーフィンどころじゃない…という最悪のパターンを防げます。
(2) サーフハット・キャップで顔と首を守る
顔・首・頭皮の日焼けを防ぐには、サーフハットがかなり効果的です。
- つばが広く、顔全体を影にできるタイプ
- 首の後ろまでカバーできるフラップ付き
- 風やワイプアウトでも飛ばされにくいあご紐・ストラップ付き
などを選ぶと、波待ち中もライディング中も安心です。
ポニーテール対応のものや、メッシュで蒸れにくいモデルも多いので、
「見た目より肌を守ることを優先」して選ぶのがおすすめです。
(3) サングラスは「偏光レンズ+ストラップ」で
リーフブレイクや強い日差しのエリアでは、サーフィン用サングラスを使う人も増えています。
- 偏光レンズで水面のギラつきを軽減
- UVカット率の高いもの
- 耳にフィットし、ストラップで落下防止
ただし、サーフポイントや波のサイズによっては邪魔になることもあるので、
混雑していないポイントやクルージング系の波で使うなど、シーンを選ぶと良いです。
(4) ウェットスーツの隙間対策
フルスーツの時期は「覆われてるから大丈夫でしょ」と油断しがちですが、
- 首元の隙間
- 手首・足首
- 顔まわり
などはしっかり焼けます。
この部分には必ず日焼け止めを塗り、特に首の後ろは忘れないようにしましょう。
5. サーフィン後のアフターケアでダメージを減らす
どれだけ対策しても、ゼロ日焼けはほぼ不可能です。
だからこそ、サーフィン後のアフターケアでダメージを最小限に抑えることが大事です。
(1) まずは「冷やす」&「こするの禁止」
肌が赤く火照っているときは、すでに軽い炎症(やけど)状態です。
- 冷たいシャワーを直接長時間当てすぎない
- ぬるめのシャワーでやさしく汗と海水を流す
- その後、冷たいタオルや保冷剤をタオルでくるんで当てて冷やす
ゴシゴシこするのはNG。タオルでポンポンと押さえるように水気を取るだけにしましょう。
(2) 保湿ケアをたっぷり
サーフィン後は肌が乾燥してバリア機能が落ちている状態です。
- アロエジェル
- 敏感肌向けの化粧水
- 保湿力の高い乳液・クリーム
などで、顔・首・肩・足の甲までしっかり保湿します。
赤みがひどいときは、刺激の少ない敏感肌用アイテムを選ぶのがおすすめです。
(3) 皮をむかない・スクラブは絶対NG
数日後、皮がむけてきても、無理に剥がすのはNG。
肌をさらに傷つけ、色ムラやシミの原因になります。
- ゴシゴシこする
- スクラブ・ピーリング
- アカスリ
などは落ち着くまでガマンしましょう。
サーフィン後のアフターケアはこちらの記事で詳しくまとめています→サーフィン後のアフターサンケア完全ガイド|ヒリヒリ肌を早く回復させる4ステップ
6. 季節別:サーフィンの日焼け対策のポイント
夏:とにかく「肌を出しすぎない」
真夏は海水浴客も多く、「トランクス+裸」で入りたくなりますが、日焼けダメージ的には完全にアウトです。
- 長袖ラッシュガード+トランクス
- サーフハット・サングラス
- 日焼け止めは顔・首・手・足に厚めに
さらに、早朝・夕方のラウンドにずらすことで紫外線量を減らすのも賢いやり方です。
春・秋:油断しがちだけどUVは強い
気温はそこまで高くなくても、紫外線量は夏に近い日も多い季節。
ウェットスーツで体は守られていても、顔と首はしっかり対策しましょう。
- フルスーツ or ロンスプ+ラッシュガード
- 顔用日焼け止め+サーフハット
春先デビューの初心者サーファーには、「最初に揃えるべき日焼け対策グッズ」としてまとめて紹介できます。
冬:寒さと一緒に「油断焼け」に注意
冬は体感温度が低いので「焼けてない気がする」だけで、実はちゃんと紫外線は届いています。
- フルスーツ・セミドライで体はOK
- 顔・首・手の甲・足の甲は日焼け止め必須
- 乾燥しやすいのでアフターケアを重点的に
7. よくある質問Q&A(サーフィンの日焼け対策)
Q1. 曇りの日や冬は日焼け止めを塗らなくても大丈夫?
NGです。
曇りでも紫外線は雲を通り抜けますし、冬でも紫外線は降り注いでいます。
焼けるスピードは真夏の快晴ほどではなくても、ダメージはじわじわ蓄積されます。
Q2. 日焼け止めは何時間ごとに塗り直せばいい?
陸での生活なら2〜3時間ごとが目安ですが、サーフィンでは
- ラウンドの合間ごと(1〜2時間)に顔だけでも塗り直す
- 特に鼻・ほほ・おでこ・首の後ろは重ね塗り
を意識すると安心です。
Q3. 日焼け止めだけでも大丈夫? ラッシュガードやハットは必要?
長くサーフィンを続けたいなら、「日焼け止め+グッズ(服装)」の両方が理想です。
- 日焼け止め:完全には防げない、落ちていく
- グッズ:覆っている部分はほぼ確実に守れる
という役割なので、
特に真夏は長袖ラッシュガード+サーフハットくらいはセットで使うのがおすすめです。
Q4. 黒くなってもいいから、別に対策しなくても良くない?
「健康的に焼けたい」気持ちはわかりますが、
サーファーの日焼けは単なる日焼けを超えて“ダメージ”レベルになりやすいです。
- シミ・ソバカス・ほうれい線・たるみ
- 将来的な皮膚トラブルのリスク
を考えると、最低限の対策はマナーだと思っておいた方が◎。
肌を守りながら長く波乗りを楽しむサーファーの方が、結果的にかっこいいです。
8. まとめ|今日からできるサーフィン日焼け対策チェックリスト
最後に、今日からすぐ始められる日焼け対策のチェックリストをまとめます。
サーフィン前
- 顔用に「SPF50+ / PA++++ / ウォータープルーフ」の日焼け止めを用意
- 海に入る30分前に、顔・首・耳までたっぷり&重ね塗り
- 唇にUVカットリップを塗る
- 首の後ろ・足の甲・手の甲にも塗る
- 真夏は長袖ラッシュガード or 長袖タッパーを着る準備OK
- サーフハット(できればフラップ付き)を用意
サーフィン中・合間
- ラウンドの合間に、顔だけでも日焼け止めを塗り直す
- ハットやラッシュガードを外したくなっても、強い日差しの時間帯はガマン
- 水分補給も忘れずに(脱水も日焼けダメージを悪化させる要因)
サーフィン後
- ゴシゴシこすらず、ぬるめのシャワーでやさしく流す
- 赤みが強い部分は冷たいタオルなどでクールダウン
- 顔・首・体全体をしっかり保湿
- 皮がむけてきても無理に剥がさない
サーフィンは、どうしても太陽と付き合うスポーツです。
でも、ちょっとした知識と習慣を身につければ、「真っ赤でヒリヒリ」から卒業できます。
- 「日焼け止めの塗り方」
- 「ラッシュガードやサーフハットなどのグッズ選び」
- 「サーフィン後のアフターケア」
この3つをセットで意識して、
“肌を守るサーファー”として、気持ちよく海に通い続けましょう。




